SHOCKのコウイチが纏う狂気について
なんとなく、昔から順にSHOCKのDVDを見返してしまった本日。
昨日の「バゲット」で放送された光一さんのインタビューでの台詞。
「毎日リセットがあって、毎日幕が開いた瞬間からその場を生きている。毎日その時をその役として生きられるって、こんな幸せなことないんですよね」
が、ずっと脳内にリフレインしてしまってですね…!
光一さんの発言として、特に目新しいものでは決してないわけですが。無邪気なほどの笑顔と共に言われると妙に威力があるから動画ってすごいと思う…。
なんだろうね。楽しそうに、それはそれは心底しあわせそうに語られてるのに。しあわせだと語る光一さんの笑顔に、無性にせつなさを感じるのは、やっぱり、そのしあわせな舞台の結末が必ず命を失うものだからなのかな…!??
繰り返される、 “命の最期の煌めき” に魅せられ続けてるファン、あるあるかな…?
それで、なんとなく昔のSHOCKのDVDを改めて見返してて思ったのですが。
昔の【コウイチ】は、まだ、その命を救えた余地がある気がするというか。事故…アクシデント…と受け取れる気がするのですが。年々、公演を重ねるに従って「どうやっても救えない命」ぶりがすごいというか…。
タイムループものの物語にありがちな、どうにかしてその命を救おうと、命が失われる前まで時間を遡って「死」の運命を変えようとするけど、何をどうやっても救えないどころか、繰り返せば繰り返すほどますます死臭が濃くなる。
みたいなものを感じざるを得ないというか…っ!
もう、どうやっても「死」以外の運命を感じることができない…コウイチからっ(泣)
今年のSHOCKに至っては、ウチがどうこう以前の問題で、何かに駆り立てられてるかのように死へ向かってるコウイチの感じが凄かった!ということを思い出しました…。(たぶん感想で書いた…かも)
なんだろう。もはや、冒頭のフライング演出あたりから、既に死の香りがするというか。それは、私が “この物語がどういう道を辿り、結末がどうなるかを既に知っている” リピーターだからこそ感じるものなのかもしれませんが。
どうなんだろう。初見の人、どうだろう。
ライバル役の件がなかったとしたら、この先、コウイチの物語は続いていくと想像できるだろうか。
ライバル役としての「狂気」が重要な作品ではあるけれども。年々、コウイチが醸し出す「狂気」もすごいと思うの…!もはや、コウイチが自分で自分を殺させてるように見えるときも…正直…ある…。のは、光一さんの演技の圧が凄まじいからだろうか。死へ向かって突き進んでる感がすごい。死へ向かう人間の放つ、圧倒的な輝きがすごい。
例えばウチがタイムループして、なんとかしてコウイチを救おうとして。自分が死ねばコウイチを殺す人間がいなくなると思って自ら命を絶ったとしても。
このコウイチは周りを狂わせてマツザキとかに自分を殺させそうだと思った(←おい/笑!!)
2005年のEndless SHOCK見てから、2019年版みたら、コウイチの纏う「焦燥感」と「壮絶な色気」と「死の香り」が凄まじすぎると思う…!!
毎回その役を全力で生きて、生き抜いて、命を失い、リセットされる光一さん。
リセットされてるけど、もうまもなく1700回積み重なる「死」のログの蓄積を思うと、「しあわせ」だと語るその笑顔に謎のせつなさを感じてしまうのも致しかたあるまい…!
ということで、やっぱりSHOCKを観に行きたい…(結論/笑)